薬剤課
薬剤課
院内の調剤・服薬指導を行うほか、医薬品に関する最新情報の収集や薬剤の管理を行い、医師・看護師・調剤薬局などと連携を取りながら、医薬品の適正使用を推進しています。
原則として院外処方箋を発行していますが、一部院内処方箋の調剤や薬剤師外来による服薬指導も行っています。また、特に注意が必要な薬剤を使用している場合は定期的に検査データの確認を行います。
薬剤の開始・変更などがあった場合、用法・用量・相互作用などの確認を行い調剤します。そしてベットサイドへ赴き、薬の作用と副作用・注意事項を説明するとともに患者様からの質問にお答えします。
月に2回、薬の飲み方や糖尿薬・インスリンについて講義を行っています。
糖尿病チーム医療のメンバーとして、薬剤師からの報告・提案を行っています。
患者さんが入院中や退院後も無理なく薬を継続できるように、調剤方法や管理方法をチームで協議し、個々の患者さんに合った対応を検討します。
医薬品情報管理室では、医薬品情報を収集、整理、保管し、他職種からの薬に関する質問・相談に対応しています。医薬品メーカーの添付文書・インタビューフォームやMRからの情報だけでなく、学会や研究会などへの積極的な参加により常に最新の情報を収集することに努めています。また、これらの情報を院内研修の実施やDIニュースなどにより院内のスタッフに伝達・周知しています。
1921年にインスリンが発見され注射による糖尿病治療ができるようになりました。その後は1957年以降、様々な作用機序の内服薬が発売されました。
これらの薬剤は、それぞれ特徴があり、患者さんの検査結果やライフスタイルに応じて選択されます。作用機序が異なる薬は併用することで血糖を良好に維持することが可能です。
また、入院では血糖値の日内変動やインスリン分泌能などを検査することにより、個々の患者さんにとって最適な薬の選択をすることができます。そして入院中は副作用にも注意しながら慎重に薬を使用していくので、安心して治療を進めていくことができます。