池田病院

入院治療


入院治療のご案内

入院期間は患者様の“病態”と“要望”に合わせて決定されます。
入院を希望される患者様にはいろいろな入院システムを紹介させていただきます。

お見舞いに、ご来院の皆様

面会時間は
平日:午後2時~午後8時
日・祝:午前10時~午後8時
とさせていただいております。よろしくお願い申し上げます。

入院治療のメリットは何?外来ではできないの?

病態
糖尿病による血糖コントロールや合併症予防のために病態を正確に把握する必要があります。
食習慣・生活習慣について見直す機会になります。
著しい高血糖や低血糖の場合は入院による精査、加療が必要です。
治療
糖尿病専門医(院長)をリーダーとして多種職で構成される医療チームで治療内容の検討を行います。
看護師も約半数が糖尿病療養指導士を取得した質の高い療養指導を提供いたします。
諸検査
1日の血糖変動やインスリン分泌能力など、正確な検査の実施、合併症の検査が可能です。
療養指導
入院中の集団指導や個人指導により、糖尿病を管理する能力が育成されます。

どのような入院の種類がありますか?

【糖尿病治療入院】

1日入院
適切な糖尿病食を食べて頂きながら、一日の血糖値の動きを正確に判定します。蓄尿検査によりインスリン分泌能や腎臓機能を検査します。
3日入院
上記一日入院と同じ検査を実施し、治療を見直し、変更後の確認を行います。
1週間入院
血糖コントロール改善のために病態を判定して治療変更を行います。治療体験(食事・運動)や各スタッフの個別指導が可能です。
2週間入院
糖尿病治療の基本を学び、各スタッフからの個別指導や集団指導を行います。血糖値が高い場合や糖尿病発症初期の患者様に適しています。
ナイトホスピタル
昼間は仕事、夕方から病院で治療、療養指導を受ける特に忙しい患者様向け、会社が近くなどの条件が必要です。
【肥満治療入院】
目標体重に向かって、食事療法、運動療法を行い、必要に応じて薬物療法が安全におこなわれるように支援します。
【睡眠時無呼吸症候群(PSG)入院】
1泊して睡眠と呼吸の「質」をチェックします。
睡眠時無呼吸症候群(PSG)入院
【レスパイト入院】
医療保険を利用して行う入院です。病状は安定しているものの、在宅で医療機器などを利用してい方や、何らかの医療処理を要する方など、常の介護が必要となる方となります。介護者の事情やご本人やご家族の休養の目的などにより、一時的に自宅での療養が困難になった場合に利用できます。特別な理由がない限り自宅退院をお願いしています。(一週間程度)
まずはケアマネージヤーにご相談ください。

入院のスケジュールは?

入院当日

  1. 入院中のスケジュールや院内の説明をさせていただきます
  2. 入院中は日内変動検査(1日3回採血・6回血糖測定)を行い、治療方針決定や見直しを行います
  3. 畜尿等必要な検査の説明を行います。

一日のスケジュール

入院期間により日内変動検査回数は異なります。

6:00
  1. 起床
  2. 日内変動採血
  3. 看護師が病室に伺い、採血・血糖測定・血圧測定を行います
7:30
インスリン注射(インスリンの種類により異なります)
8:00
朝食(3階食堂・自室)
9:00
  1. 院外運動(30分)
  2. 日内変動採血
  3. 看護師が病室に伺い、血圧測定や処置を行います
10:00
日内変動採血
11:3011:55
  1. 日内変動採血
  2. インスリン注射(インスリンの種類により異なります)
12:00
  1. 昼食
  2. 昼食
13:50
  1. 日内変動採血
  2. 昼食
15:30
  1. 院外運動(30分)
  2. 日内変動採血
  3. 看護師が病室に伺い、血圧測定や処置を行います
17:3017:55
  1. 日内変動採血
  2. 看護師が病室に伺い、血圧測定や処置を行います
18:00
夕食(3階食堂・自室)
19:00
  1. 看護師が病室に伺い、血圧測定や処置を行います
  2. 日内変動採血
20:00
日内変動採血
22:00
  1. 消灯
  2. 看護師が病室に伺い、血圧測定や処置を行います
2:00
日内変動採血(病室に伺います)

血糖日内変動

血糖日内変動検査は1日の血糖変動を正確にするための大切な検査です。
この結果により、病態を判定して治療内容を決定します。

血糖日内変動

蓄尿検査(尿中CPR,CCR,Alb)

蓄尿により、尿中CPR(インスリンを作る能力の検査)や尿アルブミン(早期腎症の検査)など大切な検査を行いますので、正確に尿をためてください。

蓄尿検査

動脈硬化の検査

入院時には、合併症に関する諸検査を効率的に受けることができます。

眼底検査
眼底検査
PWV
PWV

カルテ診察・多職種カンファレンス(医師 看護師 薬剤師 退院支援看護師・MSW)

毎日 14:45~15:00 入院中の患者様の検査結果に基づき、糖尿病専門医他複数の医師及び糖尿病療養指導士により、その方に最適な治療方針、薬の調整、支援方法について協議します。
カンファレンス終了後、医師・看護師より治療内容等説明を行います。わからないことや不安なこと、疑問点など何でも聞いてください。

カルテ診察・多職種カンファレンス

入院時の個別指導

入院時には、各々の患者さまに応じた個別指導に努めています。

  1. 栄養相談
    管理栄養士による食事療法の説明 外食の工夫など 自宅で続けられる食事方法など個別指導を行います。
  2. 運動指導
    運動介助員による運動支援、拘縮予防のための運動を行います。(院内運動)

服薬指導

退院時には薬の説明書をお渡しして、薬剤師が優しく丁寧に説明します。
看護師により、インスリン注射方法など説明を行います。
服薬方法など薬剤師・看護師双方で評価し、患者さんに合った服薬方法を検討します。

服薬指導

集団講義(糖尿病教室)

3階食堂では患者さんの自立した身体ケアを目指して、講義を行なっています。入院患者さまだけでなく、外来患者さまも自由に参加できます。
講義の日程はホームページ内に詳しく紹介しています。 また、外来受付や病棟クラークにお尋ね下さい。

講義風景1
講義風景2

講義風景

退院支援

退院支援看護師、MSWとともに、自宅に戻っても、内服やインスリン療法など継続した治療ができるようにお手伝いします。介護保険のしくみの説明、介護度に合わせ必要な在宅サービスを検討し支援いたします。

入院費用はどのくらい?

入院費用の目安

  3割負担
の場合
2割負担
の場合
1割負担
の場合
一泊
入院
30,000円 21,000円 13,000円
3日
入院
38,000円 27,000円 16,000円
1週間
入院
82,000円 60,000円 37,000円
2週間
入院
14,000円 87,000円 67,000円
PSG入院

個室料を含む

61,600円 51,600円 41,600円
減量目的の
入院(2W)
126,000円 87,000円 62,000円

※上記金額は診療内容により大きく異なる場合があり、あくまでも目安を表示しています。

※令和6年6月から福祉医療制度の見直しがありました。

市町村により、対象者や一部負担金等が異なる場合がありますので、ご自身の負担割合など詳しくは市町村窓口でご確認下さい。